アドラー心理学入門

アドラー心理学⑩「縦の関係」で生きるひとは他人を差別する

縦の関係

 

今日のポイント

他人を差別する生き方

 

アドラー心理学で推奨される生き方というのは、
他人と対等に向き合おうとする生き方です。

これは「横(ヨコ)の関係」と呼ばれます。

対等な人間関係

 
それに対して、世の中のほとんどの人の生き方は
「縦(タテ)の関係」です。
 

この生き方は、自分と他人を比べて競争し、自分
より上か下かを判断します。

つまり、他人を差別する生き方です。

自分と他人を比べる

 

YOUTUBE【ゆっくり解説】

 

 

競争して差別する縦の関係

競争して差別する

 

前回、世の中の多くの人が縦の関係で生きてるって言ってたわね。

簡単に言うと縦の関係って何なの?

ひとことで表すとこんな感じだね。

「自分と比べて他人を評価する」

これが縦の関係での生き方だよ。

ちょっとわかりづらいわね。
もう少しかみくだくよ。

相手が自分よりなのかなのかを区別して、態度を変える生き方だ。

他人を差別する生き方だね。

相手が自分よりの人間か。

相手が自分よりの人間か。

その判断によって態度を変える‥‥

自分とまったく同じ人間なんて、この世に一人もいないんだよ。

自分と他人との間には、必ず何かしら違うところがあるはずだ。 

その違うところを勝手に比べて評価して、あこがれたり、見下したり、勝ち負けを判断したりする。

多くの人はそうやって生きている。

態度を変えるっていうのは、自分より上の人の言うことは聞いて、

下の人は見下しておろそかにするような感じなのかな。

そうだね。

これを「課題の分離」で考えると、

の人の課題には介入しない。
の人の課題には介入する。

の人からの介入は受け入れる。
の人からの介入は拒絶する。

 

「課題の分離」とは?

人間関係のイメージ
アドラー心理学⑤「課題の分離」で人間関係をすっきりさせる

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自分より、上だと思う人の言うことは気に食わなくても聞く。

下だと思う人の言うことには、聞く耳をもたない‥‥

そんな感じだね。

自分より『少し上』とか『少し下』という感覚はあっても、

まったく同じ、つまり「対等」という感覚の無い世界だよ。

たぶん、わたしも縦の関係で生きているんでしょうけど、

何を『基準』にして、相手を上とか下とか思ったり、勝ち負けを判断したりするのかな?

外見 年収 成績 学歴
家庭環境 
仕事の成果  友人の数 

いくらでも考えられるね。

縦の関係では、すべての事で自分と他人とを比べて評価するんだけど、

特に強くこだわる部分は、人によって全然ちがったりするよね。

そうでしょうね。
例えば学歴にこだわる人だったら、自分より学歴が上の人が言うことは参考にするけど、

学歴が下の人が言うことは、馬鹿にして聞こうともしない、とかね。

この、特に強くこだわる部分っていうのが、生き方を横の関係に切り替えるときに邪魔になるんだ。

縦の関係で生きる人は、いろんな基準で他人を差別しているのね。

そして、その基準は人によって違うし、それぞれの基準に強弱がある。

こだわるものはみんな違うからね。

でもその『強い基準』

つまり、他人と対等に付き合おうとする時に邪魔になる強いこだわり

それを知る手がかりがあるんだよ。

何よ、手がかりって。
『劣等感』だよ。

 

他人を評価する強いこだわり

こだわり

 

劣等感?

自分が、どんなことに劣等感を持っているかがわかれば、

自分が他人を差別している強いこだわりが分かるってこと?

そうだよ。劣等感の逆の『優越感』も手がかりになるね。
いまいち理解ができないわ。
君は自分のどんなところに劣等感を感じているのかな?
言いたくないわ。
笑顔で即答だね。

まぁ言わなくてもいいんだけど。

そう聞かれて、すぐに思いつくことと、そうじゃないことがあるよね。

そうね、わたしは聞かれてすぐに、2つの劣等感が思いついたわ。
その劣等感は、たぶん友達とか、同僚の劣等感とは違うよね?
たぶんね。

そんなことを他人に聞いたことないからわからないけど、まぁたぶん違うと思うわ。

もちろん同じような劣等感を持っている人もいると思うけどね。

でも内容程度もちがうし、すぐに思いつくも違うだろう。

劣等感は人それぞれだ。

そうね。
そのとおりだと思うわ。
『縦の関係』で生きることのデメリットを理解するためには、

その、人それぞれ違う「劣等感」を理解する必要があるんだ。

 

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「劣等感」は
縦の関係から生まれる

劣等感を持つ人のイメージ

 

縦の関係と劣等感は、深い関係があるってことなの?
そのとおりだよ。

切っても切れない関係だね。

そもそも『劣等感』は『縦の関係』から生まれるものだからね。

えーそうなの?

じゃあタテじゃなくてヨコの関係で生きられたら劣等感から解放されるの?

そうだよ。

劣等感が無くなるわけじゃないんだけど、自分にとってプラスに考えられるようになる。

劣等感が味方になる感じだね。

劣等感が味方に‥‥ねぇ‥‥  

ミコトはどうなの?

ぼくはまだまだ、その領域には達してないね。

でも自分のどんなところに劣等感を持っているのか聞かれても、

イヤな気持ちにならずに、堂々と言えるようにはなったかな。

へぇ、それはうらやましいわね。

バカになったんじゃなければいいけどね。

ははっ!ひどいこと言うなあ。

でもするどいツッコミだね。

ぼくはバカな自分を受け入れたから、劣等感を味方に付けつつあるのかもしれないね。

??
自分を受け入れる話は今後していくからね。

まずは劣等感の話をするんだけど、ここからはすごく長くなるから次回にまわすね。

劣等感の話はややこしいの?
ややこしくはないんだけどね。

ちゃんと段階を踏んで説明しないとわかりにくいんだ。

劣等感の話から「性格」の話までつながっちゃうし。

へぇ、心理学っぽい話になりそう。
そうなるね。

今までで一番、専門用語を出さないといけないから、なるべくわかりやすく伝えるよ。

なかなか共同体感覚を身に付ける話にたどりつかないわね‥‥
意外ともうすこしだよ。

劣等感のしくみを理解できれば、一気にすべての話がつながるから気持ちいいかもね。

今日は話が短めだったから次に備えて復習しておこうかな。

 

次回に進みます

劣等感の画像
アドラー心理学⑪「劣等感」はどんな仕組みから生まれるのか?

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今日のまとめ

「縦の関係」の生き方とは「自分と比べて他人を評価する」生き方。

つまり、相手が自分より上か下か、自分が勝ってるか負けてるかを判断して態度を変える生き方。
「対等」という感覚が無い世界。

「縦の関係」で生きている人は、すべての事で自分と他人を比べて評価する。

相手が自分より上か下かを区別する基準には、人それぞれに強い弱いがある。

その「強い基準」は縦の関係から横の関係に切り替える時の邪魔になる。

「強い基準」を知る手がかりは「劣等感」と「優越感」。

「劣等感」は「縦の関係」から生まれる。

「縦の関係」ではなく「横の関係」で生きることができれば「劣等感」から解放される。

「縦の関係」で生きることのデメリットを知って、「横の関係」に切り替えるには「劣等感」を理解する必要がある。

その「劣等感」とは?  →  次回

 

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