今日のポイント
やるべき仕事に年齢は関係ない
年上の人が部下になるとやりづらいものです。
逆に、年下の人が上司になっても、
どう接していいか、分からない人もいます。
アドラー心理学の「課題の分離」を使えば
それらの問題はシンプルに解決します。
YOUTUBE【ゆっくり解説】
課題の分離って何?という人はこちら
-
-
課題の分離を実践するコツとは?親子など5つの具体例を紹介する
続きを見る
1分で読める今日の結論
仕事に年齢は関係ありません。
相手が年上でも年下でも、
あなたに与えられた役割は変わらないからです。
もし、あなたが年上の部下に気を使って、適切な
指示を出せなかったら職務怠慢です。
逆に、年下の上司が気に食わないからと言って、
あなたが出す指示を軽んじるとしたら、
それは部下の方の職務怠慢です。
あなたの課題は「年齢を気にせず」
部下に対して適切な指示を出すことです。
部下の課題は「年齢を気にせず」
あなたの指示に従うことです。
あなたは自分の課題に集中しましょう。
部下の課題は、部下に任せましょう。
これが「課題の分離」です。
部下が自分の課題に気づかず、年齢にこだわり
続ける場合は、次の段階に進みます。
私が部下の立場だったら
私の事をどう思うだろう?
このように、部下の立場で考えます。
部下の気持ちを理解する努力をします。
そして、お互いが自分の課題に向き合える
ように、前向きな提案をします。
職場での課題を考える


何か困ってるの?
言うことを聞かない時もあるし。
陰で悪口言われてないか心配だわ。


君の部下になった年上の人を、仮にAさんと呼ぼうか。


課題とは、やるべきことという意味だったね。
「与えられた仕事をこなすこと」
になるのかな。


君もAさんも、会社という組織を成り立たせる為に仕事をして、その報酬として給料をもらっている。
会社から与えられた役割は果たさないといけない。
それくらいは理解してるつもりよ。


役職が下の人は、上の人の指示には従わないといけない。


私は、私の上司から与えられた仕事をこなす。
Aさんは、私から与えられた仕事をこなす。


そして役職が違えば、与えられる役割も違うということね。


誰の課題なのか?

Aさんが君の指示を軽んじる
ということだよね?


会社がAさんに与えた役割は何だろう?


簡単に言ってしまえば、君の言うことを聞くのがAさんの課題だね。
会社を成り立たせる為には、私の言うことは聞いてもらわないと困るわ。






会社から与えられた役割を果たす
この課題は君もAさんも同じだね。


部下が年上でも気後れせずに、会社から与えられた役割を果たす。


上司が年下でも気にせずに、会社から与えられた役割を果たす。
自分の役割は果たさないといけないんだから、Aさんの年なんて気にしてちゃいけないのね。


逆にAさんは、君が年下である事なんて気にせずに、自分の役割に集中しないといけないんだ。
YOUTUBE【ゆっくり解説】
課題を分離する


年齢なんて関係ないんだ。


言葉遣いや礼儀は大切だからね。
心構え的な話でしょ?


もし君が礼儀を守った上で、適切な指示を出してるのに気に食わない顔をされたら・・・


「君の言うことを聞く」という課題から目を背けている。
Aさんは、自分の気持ちに折り合いをつけて、Aさんの役割に集中しないといけない。


君はそれに振り回されずに、自分の役割に集中すればいいんだよ。


Aさんの反応なんて気にせず、出すべき指示を出す。
そうすると、Aさんは自分の課題に直面する。
年齢なんて気にしてたら不満だらけになる現実に直面する。
分離した後に、どう近づくか
ただ、そうは言っても、
Aさんが自分の課題から目を背け続けてたら、ギスギスした関係になっちゃわない?


Aさんが課題から逃げ回って、自分で解決すべき不満を会社や君のせいにしてたらギスギスするだろうね。


課題の分離をした後、どうするか?
相手の立場で考える、ね。


・・・ああ、そっか。




相手がどんな目を、どんな耳を、どんな心を持っているか知らなかったら、そりゃ無理って話だわ。


相手の事を根掘り葉掘り聞くのが難しかったら、よく観察しないといけない。
なぜ君の言うことを聞きたがらないのか、理由を探らないといけない。


先に自分が変わらないといけない。
これはアドラー心理学の大原則だ。


具体的な行動は、君なら分かるはずだよ。
まずは知ることからね。
私の部下になった経緯を調べないといけないわね。
以前の部署でどんな仕事をしていたか。その時の上司は誰だったか。


他にも、知っておいた方がAさんの気持ちを理解できることはたくさんあるだろう。
直接聞ける事は聞いた方がいいね。
相手を知れば知るほど、相手の気持ちも理解しやすくなるはずだし。


この理由に近づかないとね。
その理由はわかるわね。


でも、理解しようとする、君の行動が大事なんだよ。
自分の事を理解しようとする人の言うことなら、聞こうという気になるかもしれないわ。


でも君のそういう態度が、Aさんとの距離を縮めてくれるはずだよ。


どうするか?
これを想像する事が、相手の
「目と耳と心」を持つことに
つながるんだ。
その後に提案するのね。


相手を理解する努力をした後は、
これからどうするか?を考える。
そして、その考えを伝える。


手伝ったり、手伝ってもらったりすれば協力関係が生まれる。
協力しあう仲間となれれば、年齢なんて関係ない事に気づくきっかけになるかもしれないね。
そういう提案もあるって事ね。


お互いのプラスになるような、前向きな提案をするんだ。
うまくいかなくても、あきらめずに相手の立場で考え直そう。
歩み寄ってもダメな時は・・・
-
-
歩み寄っても関係が良くならない時はどうするか?アドラー心理学/課題の分離
続きを見る
課題の分離を学ぶ
-
-
課題の分離を実践するコツとは?親子など5つの具体例を紹介する
続きを見る
お気軽に何でも御質問ください