人間関係には、あなたを悩ませる
さまざまな問題が付きまといます。
自分らしく生きられない
言う事を聞いてもらえない
他人に振り回される
他人の行動が許せない
アドラー心理学の「課題の分離」を実践すると、
これらの大部分が解決します。
課題・分離・介入
この3つのキーワードを理解して
課題の分離をするコツを掴んでください。
記事の最後に具体例を5つ紹介しています。
今すぐ実践したい方はそちらをご覧ください。
YOUTUBE【ゆっくり解説】
▶スマホばかり触る子供
▶職場での人間関係
▶恋愛が長続きしない
▶介入された場合の対処法
▶課題の分離ができない!
3つのキーワード
課題・分離・介入
この3つのキーワードを理解すれば、
課題の分離ができるようになります。
ひとつずつ解説していきます。
課題 とは
やるべきこと という意味です
やらないと誰かが困ることが課題です。
勉強をやらなくて、将来困るとしたら
それは親ではなくて子供です。
ですから、勉強は子供の課題です。
分離 とは
境界線を引く という意味です
境界線は自分と他人の間に引きます。
自分以外の人間は、すべて他人です。
自分が親だったら ↓ のようなイメージです。
ここまでが「課題の分離」です。
自分がやるべき事と、
他人がやるべき事の間に境界線を引いて、
切り離して考えるのが課題の分離です。
そして、最後の「介入」の話に進みます。
介入 とは
境界線を踏み越えること です
課題の分離をした後は、境界線を踏み越えない
ように気を付けます。
境界線を踏み越えることは、
他人の課題に「介入」することになります。
他人の家に勝手に上がり込むイメージです。
「介入」は、自立の邪魔をします。
過保護な親は、子供の課題を取り上げてしまって
一人では何も決断できない大人を作り上げます。
子供に、自分の課題を自分で乗り越える力を
身につけて欲しかったら介入してはいけません。
逆に自分の課題に「介入される」と、
自分らしい生き方が邪魔をされます。
課題の分離は冷たい?

自分と他人の課題を切り離す。
他人の課題には踏み込まない。
自分の課題には踏み込ませない。
ここまでは理解してもらえたかな?
でも課題の分離って、なんか冷たい感じがするんだけど‥‥。
自分と他人を切り離すなんて。


って言われてる気がするわ。


自分と他人を切り離して、お互いに干渉しないって聞くと、
自分勝手な生き方を勧めてるのか?
って思う人もいるだろうね。
まさに今の私がそんな感じ。


「みんな自分勝手に生きろ」と
言ってるわけじゃないよ。
他人の人生を尊重して干渉せず、
自分のやるべき事に集中するのが
課題の分離の目的なんだ。
もう少し詳しく説明するよ。
YOUTUBE【ゆっくり解説】
親子の課題を分離する


親の課題をさぼってるからね。


子供の課題に介入する事になる。


子供の立場で考えるんだ。
まわりの子に置いてかれたら可哀そうじゃない?


でも、子供が勉強しないのは、
勉強する意味がわかっていないからだと思わない?


「どうしてこんな事をしないといけないの?」


「いいから勉強しなさい!」では子供も納得いかないよね。


子供の課題だ。




勉強することの意味を教える。
これが親の課題だ。
もうすこし具体的に教えてくれる?


勉強しろ!っていうのは強制だ。
これはしちゃいけない。
意味を教えるっていうのは、
勉強したらどうなるのか?
勉強しなかったらどうなるのか?
これを教えるって事だね。
まったく勉強しなかったら、医者や弁護士には絶対なれないよね。
知らない事は教えてあげないとね。


知った後どうするかは子供の判断に
任せるんだ。
子供が「医者になりたい」って言ってるなら、医者になる為に必要な勉強の仕方を提案する。
強制してはいけない。
提案をする。判断は子供に委ねる。




最初から流れをおさらい

勉強が子供の課題だって事は同意してくれてるかな?
勉強しなくて、最終的に一番困るのは子供だわ。
就きたい職業に就けなかったり、無知が自信を損なうかもしれない。
勉強は子供の課題ね。


子供の課題に「介入」する事がダメな理由も理解してくれてるかい?
理解はしてるつもりよ。
たしか「介入」は、相手の自立を
邪魔するんだったわね。
相手の人生を思うなら、相手の課題に手を出してはいけない。


ずっとご飯を食べさせてたら、お箸の使い方は覚えないわね。
友達と喧嘩するたびに親が出ていったら仲直りの仕方を学べないし。
親が出しゃばったら
子供は学習できない。


勉強も親が代わりにやったって意味ないよね。


「やり方」だけではなくて、
「やるか やらないか」
にも口出ししないって事だ。


ご飯は食べられる。
友達と仲直りしなくても
死にゃあしない。


友達とは仲良くしないといけない。
これらは単なる親の思い込みだ。
お箸を使わずに御飯を食べる革新的な方法を思いつくかもしれない。
誰とも仲良くせずに、孤高の存在として素晴らしい画家になる道があるかもしれない。


子供の将来には、親が考えもつかないような「可能性」が秘められているという事だよ。
「介入」は、子供の自立を邪魔すると同時に、素晴らしい可能性も潰してしまうんだ。
親の価値観でガッチガチに教育したら、それを超えたり、まったく別の道で成功する未来を潰してしまうかもしれないわね。


やり方も子供の自由だ。
だって、子供の人生なんだから。
親の期待を満たすために生きてるんじゃないんだ。
失敗したって、それは良い経験だ。
失敗の無い人生なんて無いんだから、子供のうちに失敗からの立ち直り方を覚えておかないと、情けない大人になってしまう。


親と同じ価値を持つ人間として
対等な存在として扱うんだ。
君は親友や同僚に、あれしろ、これしろ、言わないだろ?
アドバイスくらいはするかもしれないけど。


親友や同僚と接するように、
強制ではなく、提案をするべきだ。
親友に強制なんてしないわね。


自分の方が正しいと思い込んで、相手を見下すから強制したくなる。
子供を未熟な人間だと見下す事はやめよう。
親と同じ価値を持つ一人の人間なんだと認識を改めよう。
子供の自立はそこから始まるんだ。
親は何をすればいいの?って私が聞いた時、最初に言ってたわね。
「本当にその子の為になるかどうか、真剣に考えるべきだね。子供の立場に立って考えるんだ。」


子供の為になる事なんて、親の狭い価値観ではわかるはずがないんだ。
子供は可能性に満ちあふれている。
だから真剣に、子供の立場で考えないといけない。
勉強を頑張る事が、本当にこの子の為になるのか?
この子の可能性は、別の道にあるんじゃないだろうか?
もっと選択肢を与えるべきではないだろうか?
そして強制ではなくて提案をする。


親は子供の選択肢を増やす為に、知らない事は教えて提案をするんだ。
勉強を頑張る道。別の事をする道。
どんな道を選ぶかは子供の自由だ。
子供が「やる」と決めた事を応援するのが親の課題、とも言えるね。


子供の可能性を潰さないために、親もたくさん勉強しないといけない。
私も親からそんな扱いを受けたかったわね。


まとめ


誰の課題なのかを考えて、他人の課題の邪魔をせず、自分の課題の邪魔をさせないのが課題の分離だ。
アドラー心理学はここからスタート
する。
でも他人との関係を良くする為には、その後が重要という事だね。


自分と同じ価値を持つ一人の人間として、相手を見るんだ。


相手は自分より上でも下でもない。
対等な存在なんだ。
強制せず、知らない事を教えて、提案をして、その後は相手に任せる。
相手を対等な人間だと考えたら出来るはずだ。
そもそも、自分を見下してくる人の言う事なんて聞きたくないよね?
どんなに自分が未熟でも、見下されたら頑張る気も起きないわ。

具体例を5つ紹介

職場、夫婦、恋愛とかの具体例も出したほうが理解しやすいよね。
自分が介入された時の対処法も考えておきたいね。
あと、スマホばかり触ってる子供の話もして欲しいわ。


スマホの話は避けられないね。
スマホばかり触る子供

眠れなくなったり、視野が狭くなったりするらしいわよ。


スマホの使い方を、自分でコントロールして、必要な時に使わないと時間を浪費させられる。


現代の親は、スマホとどう向き合うかを考えないといけないね。
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職場での人間関係
やりづらさを感じてる人ってたくさんいると思わない?


相手が年齢にこだわる人だと面倒なことになるよね。
でも職場の話は、課題の分離をすると効果てきめんだよ。


相手が年上でも、自分の課題をしっかり把握していれば解決できるよ。
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自分の価値観を押し付けてしまっているかもしれない。


相手には優しさよりも大切なものがあって、それを求めてるのかもしれない、という事だよ。


相手の自由を奪えば嫌われる。
かと言って、相手に合わせるだけでは自分が苦しむ。


課題の分離をして、自分のやるべきことをハッキリさせよう。
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介入された場合の対処法

自分が介入された時にどうしたらいいかも考えておきたいよね。


自分の課題をおろそかにしていると、他人から見下されやすくなって、介入を受けてしまう。
つまりどういうことなの?


他人が口出しできないくらい、真剣に自分のやるべきことに向き合えば、介入される可能性は低くなる。


どうすれば介入を拒んだり、介入されないように出来るか考えよう。
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課題の分離ができない!わからない!


誰の課題か分からなかったら、分離のしようが無いから困っちゃうね。


そんな時は、その時、一番の当事者を考えるんだよ。


当事者や適任者を、その都度考えないといけない場面もあるんだよ。
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