課題を分離する

スマホばかり触っても子供は大丈夫?子育てに役立つ課題の分離

赤ちゃんとスマホ

 

今日のポイント

「課題の分離」を使って
子育てとスマホの問題を
考える

 

スマホは最先端テクノロジーの結晶です。

とても便利な道具で、使いこなす事も必要です。

しかし、スマホばかり触らせていると、
子供の学びに必要な時間を奪ってしまいます。
 

ほっておくと依存症になります。

使い方を自分でコントロールして、
「目的を持って使う」というのが理想です。

 

アドラー心理学の「課題の分離」を使って、
その理想に向かう道を考えていきます。

夜店でスマホを見る子供

 

対人関係の出発点・課題の分離

人間関係に悩む女性
課題の分離を実践するコツとは?親子など5つの具体例を紹介する

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YOUTUBE【ゆっくり解説】

 

 

今日の話の内容

課題の分離・子育ての場合のフローチャート
 

今日はこの流れを、具体的に解説していきます。

 

 

子供のやる事に
口を出してもいいのか?

スマホに熱中する女の子

 

今日は難しいテーマだ。

スマホばっかり触ってる子供には
どのように接すればいいのか?

アドラー心理学の課題の分離を使って考えていこう。

課題の分離の考え方だと、
子供の課題には口を出しちゃいけないんじゃないの?

スマホをどう使うかは子供の課題だと思うけど‥‥

そう。
だから親の判断は難しいんだ。
課題の分離をした後にやる事は

相手の立場で考えて
行動の意味を教える  だったわね。

「スマホばっかり触ってたらどうなるのか」を教えればいいの?

スマホばっかり触っていたら
どうなるのか?

スマホを触らなかったら
どうなるのか?

これらは判断材料として、
子供に伝えておきたいよね。

 

スマホばかりの子供と、そうじゃない子供

 

その後どうするかは、子供の判断に任せるのよね?
そのとおり。
本来ならスマホをどう使うかは子供の課題で、子供が決める事だ。
本来なら‥‥
スマホの場合は違うってこと?
課題の分離は時間がかかるんだ。

だから、危険な時と緊急の時は出来ないんだよ。

子供が溺れそうになってたら、泳ぎを教える前にすぐ助けないとね。

たしかにそうね。
体に悪い物を口に入れようとしてたら、行動の意味を教えてる場合じゃないわ。
ネット中毒や、スマホ依存症という言葉があるように、スマホには危険な面もあるんだ。
テレビで見たわよ。なんか視界が狭くなったり、寝れなくなったり、うつ病になったりするって。
そうだね。
だから完全に子供の判断に任せていいのかどうか、難しい問題なんだ。

 

YOUTUBE【ゆっくり解説】

 

 

スマホ依存症とは

スマホ依存症の子供

 

テレビでは社会問題として取り上げられてたけど、スマホやネットの依存症ってなんなの?
ほとんどの人のスマホはインターネットに繋がってるから、

スマホ依存症とネット依存症は似たようなもんだね。

そうね。スマホがあるから、ネットばかり見るんだわ。
スマホ依存症とは、
日常生活よりもスマホを優先してしまって、自分でコントロール出来ない状態の事を言うね。

食事や睡眠よりも優先してスマホを触ってしまう。

やめようと思ってもやめられない。

 

スマホ依存症の子供

 

なるほど。麻薬と同じ「中毒」ね。
ネット上にはとんでもない量の情報が溢れかえってる。

そして人間の脳は、麻薬と同じように新しい情報を得た時に気持ちよくなるんだ。

ふぅん。脳が気持ちよさを覚えて、それを求めるからネットばかり見てしまうのね。
そうだね。
新しい情報という刺激を無意識に求め続けてしまう。

スティーブ・ジョブズが自分の子供にタブレットなどを使わせなかったのは、依存症が子供の貴重な時間を奪うからだろうね。

自分でスマホを作ったくせに子供には使わせなかったの?
そうらしいね。
開発した張本人だから危険性も熟知してただろうね。
スマホは便利だけど、ちゃんとデメリットも理解して使わないといけないのね。
その通りだね。
僕も休みの日に、YouTubeばかり見て半日過ぎてしまって後悔する時があるよ。
本でも読めば良かったって。
私もアマゾンや楽天でずーっと家具を探してる時があるわ。
スマホを必要な時に使うのは悪い事じゃないんだ。

使い方を自分でコントロール出来れば、素晴らしい道具になる。

目的も無いのに触ってしまうのがダメなのね。
そういう事だね。
その状態が続くと、依存症になって人生の貴重な時間を浪費させられてしまうんだ。

 

無料サービスが儲かる仕組み

ユーチューブ

 

ネット上で無料で提供されてるのに、とんでもなく儲かってるサービスってあるよね?
今だとYouTubeとかFacebookとか?
たくさんあるけどそんな感じだね。

2020年だと、YouTubeの収益は
年間1兆6千億円、Facebookも年間
の純利益が1兆9千億円を超える。

売上じゃないよ。利益の数字だ。

そんなに儲かってたの?
そう。誰でも無料で使えるサービスなのに、何百万円もする車を世界一たくさん売るトヨタ自動車と同じくらいの利益を得ている。

無料なのに儲かる仕組みって知ってるかな?

知らないわね‥‥
広告だよ。

君が商品やサービスを売りたいと思ったら、なるべくたくさんの人が見るところに広告を出したいよね。

たしかに。誰も見ないところに広告を出しても意味が無いわ。
無料なのに儲かるのは、広告料が取れるからなんだ。

広告を出したい人からもらう広告料を増やすためには、

たくさんの人に、なるべく長い時間みてもらわないといけないよね。

あー、私がYouTubeで何回も見てる広告が利益につながってたのね。
たくさんの人が見るというだけで
儲かる仕組みが広告なんだ。

たくさんの広告を見てもらいたかったら、どうするべきかわかるよね?

・・・中毒、依存症にさせて、長い時間、離れられなくする‥‥
悪い面ばかりを見るとそうなるね。

もちろん、YouTubeもFacebookも素晴らしいサービスだよ。

でも、目的を持って、必要な時に使わないといけないって事だね。

無料で楽しめるサービスは、
中毒性が高いように作られてる‥‥
とんでもない頭脳を持った天才たちが必死で考えたサービスだからね。

とても勝ち目がないよ。

でもわかったわ。
そういう仕組みを理解して、流されないように、自分の為になるように使うといいのね。
そうだね。子供にもそうやって使ってほしいよね。
難しいわね‥‥

本当はスマホの有効な使い方を子供自身で見つけてほしいけど、

ほったらかしたら依存症になる可能性が高いわね。

依存症から立ち直る、という貴重な経験が出来るかも知れないけどね。

でもほったらかすのは無責任だ。

課題の分離の話に戻って、親がやるべきことを具体的に考えてみよう。

 

子供の立場で考える

子供の世界を体感する

 

本来なら、依存症になるかどうかも子供の自由だ。

その経験が、将来プラスになる可能性もあるんだから。

たしかにね。
経験を活かして、依存症に苦しむ人々を救う未来も考えられるわ。
10年後には、僕の考えが時代遅れになってる可能性もある。
そこまで考えちゃったら、親は何も出来ないんじゃないの?
ふふ。未来の事は誰にもわからないからね。

でも、やれる事はある。

課題の分離をした後は、何をするんだったっけ?

まずは相手の立場で考える。
そう。スマホの場合だったら、まずは子供が見ている世界を体感してみることだね。
具体的にはどうしたらいいの?
子供がスマホで何をしているかを知る事から始まるね。

YouTubeばかり見てるなら、どんなチャンネルが好きか聞いてみよう。

そして自分もチャンネル登録をして、子供が見ているものを自分でも見てみる。

なるほど。
子供と同じ事をやってみるわけね。
子供と同じ目と耳と心を持っているつもりになって楽しむんだ。
子供が見ている動画なんて大人は楽しめるのかな?
楽しめなかったら、自分がなぜ楽しめないのか、どんな視点で見れば楽しめるのかを考える。

コメント欄を見て、他の人がどんな理由で見ているのか調べる。

子供と感想を話し合うのもいいね。

そうやって、子供の視点に合わせていくのね?
そう。どんなにバカバカしいと感じる内容でも、子供と同じ目と耳と心を持ってたら楽しめるはずなんだ。
もし楽しめなかったとしても、
子供が楽しんでいる理由には近づけるはずね。
そこが重要なんだ。

何を楽しいと感じているのか?
それが楽しい理由は何か?

これらを探っていくんだ。
子供と同じ体験をしながらね。

まずは相手の立場で考える。
これはなんとなくわかってきたわ。

次にやることは
行動の意味を教えるだったわね。

 

行動の意味を教える

行動の意味

 

スマホの良い面と悪い面。

スマホばっかり触っていると
どうなるのか?

最低でも、これらは子供にわかってもらいたいね。

自由に判断させる前にね。

それは今日話してきた内容よね?
そのとおりだよ。
スマホ依存症について、いろいろ
話し合ったよね。

その内容は、そのまま子供にもわかってもらいたい事だよ。

つまり行動の意味だね。

スマホを使うという行動が、どんな意味を持っているのか伝えるんだ。

無料で楽しめるサービスは、中毒性が高いように作られているから、

使い方には注意が必要という話ね。

もちろん、良い事も伝えるんだ。

良い事も、悪い事も伝えて、子供の
判断材料を増やすんだ。

 

強制ではなく、提案をする

子供に提案する

 

そして強制じゃなく提案するのね。

この場合は、スマホの使い方を提案するのかな?

そうだね。

ここで難しいのは、子供の課題に
なるべく介入せずに、
スマホの危険性を避ける事だよね。

本来なら、スマホをどう使うかは子供の課題ね。

口を出しちゃいけない。

そう。
だけどスマホの危険性を放置するのは親の課題をサボる事になる。
危険性は放置出来ない‥‥
かといって口出しも出来ない‥‥

どうしたらいいのかな?

答えは子供の数だけあるから、
どんな子供にも当てはまる万能な
提案なんて無いんだ。

子供の立場で考えて、
行動の意味を教える過程で、

子供の役に立つ提案を親自身が
見つけないとね。

えー?何でもいいから、ひとつ例を出してよ。
そう言われるだろうと思ってたよ。

さっき話したYouTubeばかり見てる子供を例に挙げてみよう。

うん。
子供の立場で考えて、
行動の意味を教えても、
日常生活に支障をきたすレベルで
YouTubeから離れられない子供だ。
依存症になっちゃってる子供ね。
良くある対策は2つだ。

・スマホを取り上げる
・使用時間を制限する

これらは子供の課題を無視する
介入になるから最終手段だね。

そうね。
自分の事は自分で決めるっていう
「自立」を邪魔しちゃうわね。
介入するとしたら、それは精一杯の努力をした後だ。

僕ならこう提案するかもしれない。

見る側をやめて、
やる側になってみたら?

??
ユーチューバーになれって事?

 

親も子供に合わせて
変わらないといけない

子供と一緒に親も変わるイメージ

 

そうだね。

離れられないんだったら、時間を浪費するだけの「見る側」から、

創造性を発揮させる「やる側」への転向を提案するかな。

・・・たしか動画を作るのって、思ってるより大変だって聞くわよ。
ものすごく大変だよ。

どんな動画が喜ばれる?
ナレーションはどうする?
字幕の入れ方は?
音楽はどこから取ってくる?

考えるべきことは山ほどある。

いきなりハードル高くない?
YouTubeに動画をアップするだけなら簡単に出来るんだ。

スマホで録画して、それにタイトル付けてアップするだけだからね。

数分で出来るよ。

そりゃそうかもしれないけど。
子供が尻込みするなら、親がまずやってみたらいいんだ。

下手くそでも子供とたくさん会話が生まれるよ。

僕の方がうまく作れる!っていう自信が、子供の中に生まれるかも知れないね。

うーん‥‥
でも何だか面白そうね。

心配してるだけよりましかも。

うまくいかなくてもいいんだ。

見る側と、やる側では、
全く世界が違うことを知るだけでも大きな成長だ。

少なくとも、見てるだけの状態より
たくさんの事が学べるはずだよ。

そうね。
とにかく子供と同じ事をやってみる
っていうのは大事だと思うわ。
子供と同じ目と耳と心を持とうと思ったら、子供に合わせて親も変わらないといけない。
子供の役に立つ為に、子供のしている事を学んで、親自身も変わらないといけないのね。

 

まとめ

最後にまとめとして、もう一度流れを確認しよう。

 

課題の分離・子育ての場合のフローチャート

 

提案してもダメだったら、最初に戻ってやり直すのね。
そう。あきらめずにね。

子供を親と対等な人間として見て
強制はしない。

強制は介入になるからね。

でも危険・緊急の場合は仕方ないという事ね。

スマホ依存症の場合は「危険」とみなして、最終手段として介入しないといけないかもね。
スマホを取り上げたり、使用時間の制限をするのは、最大限の努力をした後ね。
その方が、親の決定に納得してくれると思うよ。

なんの努力もせずに強制したら
子供も反発するはずだ。

子供の人生の役に立つのが親の課題だものね。
今日は流れに沿って話し合ったから長くなってしまったね。

他人の人生に、真剣に関わっていくのは大変だよ。

でも大切なことだと思うわ。

スマホを触らせてたら静かにしてると思って、子供をほったらかしにするのは論外ね。

 

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