今日のテーマ
課題の分離ができない時の考え方
【 課題の分離 】を実際にやってみると、
これは誰の課題だろう?と悩む瞬間が訪れます。
この段階でつまづいてしまうと先に進めません。
課題の分離とは?
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誰の課題なのか考えても分からない時は、共同体
の中での立場も考えないといけません。
時と場合によって、課題の持ち主は交代します。
今日の結論
▷誰の課題か分からない時は
その時、一番の当事者を考える
▷他人の課題であっても
助けが必要なら「援助」しよう
YOUTUBE【ゆっくり解説】
課題の分離がわからない

自分の事が後回しになってる感じ。


「課題の分離」をやってみたんだけど、よくわからないのよね。


自分らしい生き方を取り戻さないといけないね。
「よくわからない」っていうのは、具体的には何がわからないの?




余計なおせっかいだって。
結婚してDV受けたら責任とってくれるんですか?とでも言い返せば、黙るだろうなって想像がつくし。





「洗濯」は誰の課題か?
「テレビ見てる暇があるなら洗濯機でも回して」って言ってきたのよ。
「それは母親の仕事でしょ?」って言い返したらブチギレされたわ。




洗濯物には、家族全員の服や下着が入っているんだ。
君のも入ってたよね?


いつも君の母親が洗濯をしてくれてるなら、それは、
母親がやるのが家族全員にとって、効率がよかったからだよ。

YOUTUBE【ゆっくり解説】
課題は状況によって変わる

じゃあその間に、母親である私は、家族の為に家事を頑張ろう。
そうやってみんなが「自分の課題」をこなすことで共同体が保たれる。
誰が何をこなすかは、家庭によって違うけどね。


でも、君が洗濯を頼まれた時はちがったんじゃないかな?
洗濯を頼まれたのは、母親が作った御飯を食べてから、またテレビを見出したあたりね。




その時、その時で、誰の課題なのかも変わるのね‥‥
洗濯は母親がやるもの、と思い込んじゃってたわ。

共同体には課題が山積み

家庭での「やるべきこと」に休みなんて無いよね。
家庭に限らず、共同体には必ず「やるべきこと」が、常にある。
床のほこりも洗濯物も溜まる。
お腹も減るし、トイレもお風呂も、使えば汚れる。
何かが壊れるかもしれない‥‥


みんなで手分けして課題に取り組む事で、共同体は維持されてるんだ。
その時一番の当事者を考える


そういう時は、その時、一番の当事者を考えるんだよ。


洗濯の話だったら、その日は君の課題だったかもしれないね。
母親は他の課題で忙しかったんじゃないかな。
疲れてない時は、家庭での課題もちゃんと取り組まないといけない。
・・・まぁ、当たり前の話ね。
私は家族の一員だもんね。


これは誰々の課題・・・なんて固定して考えずに、
今、自分がやるべきことは何か?を常に考えないといけないね。
課題を固定しない

仕事のことで振り回されてばかりでイヤになってたんだけど、
いろいろ話してるうちに、どうするべきかわかってきたわ。


洗濯の話でもそうだったけど、私は「誰の課題か?」ということを固定しちゃってたのよね。
これは上司の課題、これは部下の課題、みたいに。
だから仕事を頼まれた時に、なんで私が?みたいな気分になったのね。


でも、やるべき課題というのは、状況によって変わるってのが分かったからスッキリしたわ。
自分の時間や気持ちに余裕があったら、他人の課題に目を配っても良い気がしてきた。
誰の課題か?なんて気にせず、余裕が無くて困ってる人がいたらサポートするべきだって。


「今、自分がやるべきこと」を考えることが大事だね。
同じ共同体の中なんだから、みんなの課題はどこかで繋がっている。
課題が手に余って困ってる人がいたら「援助」するべきだね。
幸せに生きるには貢献が必要
求められもしないのに他人の課題に手を出したら介入になる。
だけど、助けを必要としてるんだったら、他人の課題であっても手を貸すべきね。


「介入」と「援助」はちがうんだ。


「援助」をすれば、それは他人への「貢献」となるからね。
アドラー心理学では、他人に貢献することが、人生で最も重要な行動だと考えるんだよ。
なんとなくだけど、他人に貢献することよりも大事なことって有りそうな気がするけどな。


人間の幸せって、そんな単純なことだったかな。


アドラー心理学の最終目標を理解しないといけないね。
今日はテーマが違うから話さないでおくけど。


共同体の中に自分の居場所がある、という感覚。
つまり「共同体感覚」を身につけるのが最終目標だ。
「他人への貢献」は、その感覚を身につけるための行動だから、最も重要だということだね。
課題の分離ができるようになったら、次は共同体感覚に向かって進んでいけばいいのかな?


アドラー心理学は全ての行動がつながってるから、
ここまでは課題の分離で、ここからは先は共同体感覚、みたいな区切りはないけどね。
たしかに今日は、課題の分離の話から、貢献の話につながったわね。
貢献を無視してしまったら、課題の分離も完全には理解できないかも。


課題の分離は、分離した後が大事だからね。
今日の結論
▷誰の課題か分からない時は
その時、一番の当事者を考える
▷他人の課題であっても
助けが必要なら「援助」しよう
課題の分離をおさらいする
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課題の分離を実践するコツとは?親子など5つの具体例を紹介する
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