考えを整理する

【考える技術・書く技術】第二部 前半の要約

第二部前半

 

第二部の内容の流れ

ここからは第二部をみていくのね。
どんなことが書かれているの?
おおまかに言うと、第二部では次の2つのことを深く掘り下げていくよ。

「正しいグループ分けの方法」
「グループの中身を要約する方法」

グループ分けと、その中身の要約・・・
ピラミッドの詳しい作り方をみていくわけね。
第一部と第二部を理解すれば、15pに書かれているこの本の重要なテーマ

「ピラミッド原則の3つの鉄則」

これを理解することが出来る。

第三部、第四部は実践的なテクニックの話だから、ここまでを理解してないと次に進めないんだ。

 

ピラミッド原則の
3つの鉄則

 1、ピラミッドのどの階でも、メッセージはその下の階のメッセージ群を要約するものだ

 2、各グループ内のメッセージは、いつも同じ種類のものだ

 3、各グループ内のメッセージは、いつも論理的に正しい順番に並んでいる

 

この3つの鉄則は、ピラミッドの作り方を間違えていないか、チェックする項目です。

これらがきっちり守られているかを厳重にチェックする必要があります。

 

それでは第二部をみていくよ。

第二部は前半と後半にわかれている。

前半は主に「ピラミッド原則3つの法則」の2つ目と3つ目について書かれているよ。

後半はおもに1つ目について書かれているんだ。

2つ目と3つ目・・・
グループ内のメッセージが同じかどうかと、その順番のあり方をみていくのね。

もうちょっとわかりやすいとありがたいんだけど・・・

じゃあもう少しわかりやすく、第二部の流れを説明するよ。

第二部前半は「グループ分け」について書かれていて、
後半は、その出来上がったグループの中身を「要約」する方法について書かれていると思えばいいよ。

結局「要約」ってどういうことなの?
すごく簡単に言うと、
「たくさんの項目から共通点や関連性を見つける」ってことだね。
グループ分けと要約って一緒にやるんじゃないの?

要約して、共通点や関連性を見つけないと、グループ分けなんて出来ないと思うけど・・・

するどいね、その通りだよ。

第二部をややこしくしてるのはまさにそこだよ。

「要約」と「グループ分け」と、これから説明する「順番をつけること」は、結局は同時にやることになるんだ。

だから、第二部は前半で「グループ分け」するところまでを詳しくみる。

後半は、特にグループの中身の「要約」について深く掘り下げるイメージだね。

 

グループ分けと順番

第二部の流れはだいたいわかったわ。

まずは「グループ分け」について詳しくみていくのね。

そうなるね。

まずは3つの鉄則の3つ目、
「順番」について説明していくよ。

「順番」って何の順番なの?
そもそも、この本の目的はピラミッドを作ることではなくて、
ピラミッドを使って文章を作成することだったよね。
相手に見せるのはピラミッドではなくて文章だもんね。

ピラミッドはあくまで考えを整理してまとめるテクニックだったよね。

文章にするなら、書く順番を考えないといけない。

第二部の前半は、その「順番」の大切さについて書かれているよ。

わかりやすくて、伝わりやすい順番で書くってことね。
そう。良いピラミッドを作っても、それを文章にするときに失敗したら意味無いからね。

伝わりやすく書くための「順番」の考え方は4つだけなんだ。

 

4つの順番の考え方

 A、演繹の順番 

 B、時間の順番 

 C、構造の順番 

 D、度合いの順番 

 

第一部の17pには、この4つが書かれていて、第二部の107pには「演繹の順番」を除いた3つしか書かれていません。

「演繹の順番」は三段論法の順番で書けばよくてわかりやすいので省略されたのだと思います。

 

A、演繹の順番

演繹法は、三段論法の流れがそのまま文章の順番になるわけね。

ミコトは人間だ
人間は必ず死ぬ
ゆえに、ミコトは必ず死ぬ

確かにそのまま文章にして相手に伝わるわね。
またその例か・・・。

「演繹の順番」はわかりやすいから、次の「時間の順番」をみていくよ。

 

B、時間の順番

「時間の順番」・・・。

簡単そうだけどよくわからないわ。

例えば文章を読む人に
「3つの事をした方がいい」と伝えるとき、同時に3つはできないから
順番をつけるよね?

1番目にやる事
   ↓
2番目にやる事
   ↓
3番目にやる事

このような順番が「時間の順番」というわけだね。

行動の順番と考えてもらってもいいよ。

これはわかりやすいわ。
ここで用語の説明をしておくよ。

この本では、やるべきことを「ステップ」と呼んで、
「ステップ」のかたまりを「プロセス」と呼んでいる。

プロセスの説明

この「プロセス」、つまり一連の行動が原因となって結果が生まれるわけだ。

たとえばダイエットだったら、食事を制限する、運動する、というプロセスを経て、痩せるという結果につながる。

ピラミッドではプロセスが下の階で、結果が上の階になる。

この流れが間違っていないかチェックする項目が2つあるよ。

 

プロセスが間違えていないかのチェックポイント

 1、「原因」と「結果」がはっきり分かれているか

 2、「プロセス」に間違いがないか

 

 1、問題が複雑になると考える項目が多くなるので、どれがプロセス(原因)でどれが結果かわかりにくい時があります。

そういう場合は、たくさんある項目の、本当に大事な部分だけを抜き出して、それをリストアップして、そのリストとにらめっこしながらよく考えないといけません。

2、本当にそのプロセスを実行すれば結果につながるか良く考えましょう。
自分がそのプロセスを実行した姿をイメージして、実行した後に得られる結果を言葉に出してみましょう。

 

相手に、何かを「した方が良いよ」と提案するんだから、ちゃんと結果が伴うか考えないとね。

文章にするときは、プロセスを実行した場合の結果を先に書いて、その後に各ステップを説明することになるよ。

 

C、構造の順番

時間の順番はだいたいわかったわ。
次の「構造の順番」は、なんかややこしそうね。
「時間の順番」はステップ1、ステップ2、という考え方だったけど、
「構造の順番」は「全体」を「部分」にわけて考えるんだよ。
全体を部分にわける?
地図とか組織図なんかは、その典型的な例だね

 

日本地図(全体)は、各都道府県(部分)の「場所」がわかりますし、
日本全体から見て、各都道府県がどういう位置関係にあるのかもわかります。

 

組織図は、会社(全体)の各部署(部分)がどのような「機能」を持っているかわかりますし、
会社全体から見て、各部署がどういう位置関係にあるのかもわかります。

 

日本地図

日本地図

 

組織図

組織図

 

日本地図は日本の都道府県のすべて、組織図は会社の組織のすべてが表されています。

このように、「全体」を表す場合は、「モレ」があってはいけません。

沖縄がモレていたら日本地図になりません。

そして、それぞれの「部分」には「ダブリ」があってはいけません。
経理部が2つある会社は無いと思います。

モレの無い「全体」を表して、
ダブリの無い「部分」にわければ、
それが「構造」になります。


「構造の順番」というのは、「構造」の部分部分を、図の通りに伝える順番です。

構造をしっかり作って、その構造にふさわしい順番で「部分」を伝えていきます。

日本にはどんな都道府県があるのかを相手に伝える場合を考えると、順番はいろいろ考えられます。

北海道から順に南に伝えていく方法もあれば、各地方にグループ分けしてから伝える方法もあります。

 

地図や組織図ではない場合も、もちろんあります。
たとえば「テレビ」を説明する場合、機能の部分ごとにわけて考えて、機能の順番で各部品を説明します。

テレビの構造

 

なんか複雑だけど、まずは「構造」をはっきりさせるのね。

「ダブリ」と「モレ」が無いように。

相手に伝えるときの伝え方がよくわからないけど・・・

伝え方は、真っ白な紙に図を書きながら相手に説明するイメージだね。

その説明する順番が、そのまま文章にする順番ということだ。

「時間の順番」ほどわかりやすい順番ではないから、よく考えないとね。

 

本の117p、120pに、この考え方の応用が書かれています。
実際に考えることは日本地図のように簡単ではありませんので、いろんなパターンを見ておいた方がいいでしょう。

 

D、度合いの順番

次で最後ね。
4つ目は「度合いの順番」か。

簡単だといいんだけど・・・

「構造の順番」よりはわかりやすいと思うよ。

「度合いの順番」の「度合い」というのは「重要度」のことだよ。

最も重要、2番目に重要、3番目に重要、という感じで、重要な方が先に来る順番だ。

どういう時に使うの?
相手に伝える項目が多すぎる時とか、複雑すぎる時に使うよ。

簡単な例として、ある人物の仕事の「不満」をみてみよう。

 

ある人物の不満

 

これを、共通の特徴を持つものを分類して、グループ分けすると次のようになる

 

ある人物の不満の分類

 

分類してない例ですと、不満が5つ並んでいるだけです。

グループ分けした方は、不満は2つのグループに分けられて、重要度の高いグループが先に来ています。

職場への不満より、会社への不満の方が重要度が高いので、順番も先という事です。

 

「度合いの順番」の場合も、「構造の順番」の時と同様に、モレとダブリが無いかどうかチェックが必要です。

そして、どういう理由でグループ分けしたか、グループ分けが正しいかどうか、よく考えないといけません。

 

これは簡単すぎる例だけど、もっと項目が多くてややこしい場合は、グループ分けして重要度で順番をつけることで、とてもわかりやすくなるよ。

 

第二部前半 まとめ

なんとなく「順番」っていうのはわかった気がするけど、ややこしいわね。
僕もそう思うよ。
だから、はじめは「順番」っていうふうには考えずに、グループ分けする時のやり方は3つあるんだな、という理解でいいと思うよ。
それならわかりやすいわね。

原因と結果をわけてグループ分けするか。

全体と部分をわけてグループ分けするか。

共通点を探してグループ分けするか・・・

グループ分けする前に、この3つのどれを使ってグループ分けするかを先に考えるといいんだよ。

図書室

 

かなり長くなってしまったけど、これで「ピラミッド原則の3つの法則」の2つ目と3つ目が終わったよ。

いよいよ最後の鉄則、「要約」について詳しくみていく段階になったね。

ちょっと引っかかるわ。

「度合いの順番」って、グループ分けして重要度で順番をつけるのよね?

それって「要約」するってことなんじゃないの?

その通りだよ。

分かりやすい文章を書くための本のくせに、ホントややこしくてイヤになるよね。

今日の話には既に「要約」が入ってきてしまってる。

まぁ、あまり深く考えずに次に進もう。

第二部後半まで理解できればモヤモヤも消えるはずだ。

 

第二部後半に行く前に、ここまでのまとめとして、「ダイエット」というテーマで作った簡単なピラミッドの例があるので見ておいてください。

 

ダイエットのピラミッド
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