管理者からアドバイス
とにかく読みにくい本です。
別の本で予習した方が良いでしょう。
この本の目的

自分の考えを、わかりやすく相手に伝えるための文章が書けるようになることだよ。
本来はビジネスの世界で提案書や企画書などを書く時に使うんだけど、
相手に何かを伝えようとする文書すべてに応用できるんだ。


「ピラミッド原則」を使おう、
という内容だね。
出来上がった「ピラミッド」を見ながら、それを文書にすれば相手に伝わりやすくなるんだ。


自分の考えていることを、わかりやすく相手に伝える文書が書けるようになる。
考える力も身に付くってことね。


「考える技術」と「書く技術」が
身に付くんだ。
なぜピラミッド原則なのか
ピラミッド原則って何なの?


買い物を頼まれて、このリストを渡されたらどう思う?


ばらばらに17個も一気に覚えられないから、買い物してる間に何度もリストを確認しないといけないね。
じゃあ、これをグループ分けしてみようか。
これなら、まずどこへ行けばいいかわかるから、すぐ行動できるわね。
売場にも直行できるし。


スーパーとドラッグストア。
「2つ」だから楽勝だ。
スーパーに行っても、
野菜売場、果物売場、調味料売場の
「3つ」だけを考えればいい。
マジカルナンバー7
ジョージ・ミラーというアメリカの心理学者が、
1956年に「マジカルナンバー7±2」という論文を
発表しました。
人間が一度に理解できる数には限りがあります。
その数は人によって違いますが、
7に、プラスマイナス2で、
5 から 9と言われています。

5つまでにした方がいいね。
5つを超えないようにするために、項目が多すぎたらグループ分けが必要になるんだ。


ここまでをまとめてみよう。
なぜピラミッド型にしないといけないのか
ピラミッド型とは、多すぎる項目をグループ分けして、そのグループの名前を上の階に置くような構造のことです。
そして、これ以上できなくなるまで繰り返せば、上の階に行くほど項目が少なくなり、最終的にはピラミッドのような形になります。
ピラミッドの上の方は項目が少なくて、マジカルナンバーを超えなくて済むので、無理なく頭に入るでしょう。
上の階は、下の階を要約したものになります。
上の階を見れば、下の階の内容が予想できます。
予想しながら下の階へ読み進めることができるので、理解がしやすいということになります。
ピラミッドの作り方

「来月の研修で使うから、この本を理解しておくように」と会社から指示された状況のピラミッドだ。
完璧なピラミッドではないから参考程度に見て欲しい。


この簡単な例をもとに、ピラミッドの作り方を見ていこう。
ピラミッドの頂上は、最終的に伝えたい「主ポイント」となるよ。
主ポイントから下の階はすべて、
主ポイントが正しいことをわかってもらうためにあるんだ。


ピラミッドは縦と横のラインで出来ている。
まずは縦のラインからみていこう。
縦のラインと横のライン

「Q&Aの対話方式」で作られるよ。
この例の場合だと、ピラミッド頂上の「ミコトは本の内容を理解するために努力するべきだ」という主張を読んだときに、
読む人は「なぜ?」と思うだろうから、下の階でその疑問に答えていくんだよ。
キャリアアップにつながるから、
とかね。
そして、その答えを読んで、さらに「なぜ?」と思うだろうから、さらに下の階で答えていく感じだね。


いきなり一番下の階の項目を全部読んでも、何が言いたいのかわかりづらいよね。
結論を先に述べて、その根拠をあとで述べる、という形にすると自然とQ&Aの対話方式になるんだ。
読む人の疑問に的確に答えていけば、興味を失わずに最後まで読んでくれるよ。
横のラインはどんな仕組みになっているの?


演繹法と帰納法

演繹法と帰納法?


ひとつずつみていこう。
演繹法は「なぜ?」にたいして「三段論法」で答えるんだ。


AとBが同じで
BとCが同じだったら
AとCは同じだろう
という論法だね。
人間は必ず死ぬ
ゆえに
ミコトは必ず死ぬ
ということね。



根拠の数と、関連性の高さが重要になるんだ。


正しくグループ分けされてるか?
ちゃんと問題と関連しているか?
チェックしないといけない事がたくさんあるんだ。
横のラインは、この二つの方法を使って答えを出していくのね。


横のラインは演繹法か帰納法を使って答えていくんだよ。
ピラミッドのどこから作っていくか?


頂上からつくっていく方法と、作りやすい所から作っていく方法だ。
「トップダウン型アプローチ」
「ボトムアップ型アプローチ」
頂上から作るのがトップダウン。
途中から作り出すのがボトムアップだね。


簡単にまとめてみるよ。
トップダウン型とボトムアップ型
相手に伝えたい事が決まっている時は、頂上から作って下の階に降りていくトップダウン型を使うといいでしょう。
そうじゃない場合、つまり考えが混乱してまとまっていない場合はボトムアップ型を使いましょう。
ボトムアップ型では、とりあえず伝えたい事を全部リストアップして、それをグループ分けしながら上の階や下の階を作っていきます。
そうじゃない場合は、わかるところから始めるボトムアップ型を使う、という感じね。


どっちかに決めて作り始めるとは考えなくても大丈夫だよ。
ピラミッドへの招待状を書く

まずは文書を読む人の興味を「主ポイント」に導かないといけない。
だから、ピラミッドへの招待状となるような「導入部」が必要となるよ


伝えたいことに興味を持ってもらうための準備体操のようなものだよ。


頂上(主ポイント)に案内するためのストーリーになるよ。
導入部のストーリー
このストーリーは4つの段階で作られます。
1、状況
2、複雑化
3、疑問
4、答え
1、まずは「状況」を説明する
2、その「状況」がうまくいかない(複雑化)
3、「複雑化」を解決するためにどうすればいいのか?という「疑問」が生じる
4、「疑問」に「答える」


複雑化とは
複雑化とは、「状況」を放置できなくなる何かが起きる事です。
邪魔されたり、迷わされたり、思った通りに行かなかったり・・・。
状況
「学校へ行く」
複雑化
「工事で道が通れない・・・」
状況
「好きな人ができて告白しようとしている」
複雑化
「他の人から告白された・・・」
状況
「月の売上予算を前年比110%で組まれている」
複雑化
「月半ばで前年の数字を割っている・・・」


状況・複雑化・疑問・答え
この4つで読む人の興味を引くストーリーを作るんだ。
4つ目の「答え」がピラミッドの頂上の「主ポイント」になるから、
読む人の興味はピラミッドの頂上につながるわけだね。
第一部まとめ

ピラミッド頂上への招待状となる導入部
縦ラインのQ&A
演繹法か帰納法を使った、横ラインの解答

自分の考えを明確にできて、
ピラミッド作りに取りかかることができるんだ。


慣れないうちは、トップダウン型で作り始めた方がいいみたいだ。
そして、主ポイントのすぐ下の
「キーライン」と呼ばれる階では、
演繹法より帰納法を使ったほうが良いらしいよ。



第二部・前半に進みます
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【考える技術・書く技術】第二部 前半の要約
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