アドラー心理学入門

アドラー心理学③「目的論」という生き方でトラウマを克服する

克服

 

今日のポイント

「目的論」で自分を変える

 

「自分を変えたい」

これは多くの人の願いだと思います。

変えたいけど変えられない、と悩んでいる人は、
自分の『過去』に引っ張られている人です。

過去に固執する女性

 

過去は終わったことなので変えられません。

変えられるのは「過去への解釈」です。

自分の過去を、どのように受け止めるか
今のあなたの問題なので変えることが出来ます。

 

自分を変えたかったら、
過去ではなくに注目しましょう。

自分の『今』

 

アドラー心理学では次のように分類します。

過去に引っ張られる考え方を「原因論」

今の自分の目的によって、
行動を選択する考え方を「目的論」

 

考え方を原因論から目的論に切り替えれば、
自分を変えることが出来ます。

自分を変える

 

YOUTUBE【ゆっくり解説】

 

 

前回の内容

トラウマ画像

 

前回は、トラウマ・原因論・目的論
について話したけど覚えてる?
覚えてるわよ。

トラウマを克服したかったら、原因論で考えるのをやめて、目的論で考えようという内容だったわね。

簡単に言うとそんな感じだね。

もし今日の話につまづいたら、しっかり思い出しておこう。

 

前回の内容

トラウマ
【前半】アドラー心理学と「トラウマ」★原因論と目的論

続きを見る

 

過去は変えられないけど、今の自分は変える事ができる。

過去ではなくて、今の自分に関心を向けるためには、

原因論から目的論に、考え方を切り替える必要がある。

目的論で考えれば、自分を変えるための選択肢を増やすことができる。

トラウマをいいわけに使うことをやめる、という選択肢が手に入るって言ってたわね。
大事なのは「選べる」ということを
「知る」ことなんだ。

 

生き方は選べる

決断する

 

選べることを知った上で、
どちらを選ぶかは自由だよ。
原因論を取るか目的論を取るか‥‥
「変わりたいけど変われない!」
そんなふうに思っている人は、
 

「今までと同じ生き方」
「選択」しているだけなんだ、と
「自覚」する必要があるんだ。
 

自分を変えられない人は「現状維持」を選択して生きている。

変わりたい人が一番選んではいけない選択肢が『現状維持』だ。

本当はたくさん選択肢があるのに、その中から『現状維持』を選択し続けるから変われないんだ。

選択肢はたくさんあるのに、その中から現状維持を選択してしまうのは「原因論」で考えるからなのね。

『過去の経験』が『今の自分』を決めると考えたら、そりゃ現状維持が居心地いいに決まってるわ。

人は常に生き方を選んでいるんだ。

もし「選んだ覚えはないぞ!」と言う人がいたら、その人は
現状維持を無自覚に選んでいる。

そういう人いるわね。

流されて生きている人は選んでないんじゃなくて、流されることを毎日選んでいるのね。

原因論のイメージ図を見てみよう。

原因論は、
人生を「一本の線」のように
考えてしまうんだ。

赤い線が人生だと思えばいいよ。

 

 

原因論での生き方の図

 

なるほどね。たしかにこれだと、過去から今への流れのまま現状維持という選択をしてしまいそうね。

関心も過去の方に向かってるわね。

そうなんだ。

もし過去にトラウマがあって、それにこだわって強化してしまうと、

『過去』から『今の自分』につながる線が太くなってしまって、さらに変わるのが難しくなるんだ。

これが目的論だとどうなるの?

 

 

目的論での生き方の図

 

こんなふうになるはずだよ。
なるほどね。

過去に縛られないから、今の自分の目的によって生き方を選べるのね。

アドラーはトラウマに苦しんでいる人に、克服するための重要な選択肢を作ったんだよ。

目的論で生きるという選択肢をね。

原因論にしばられている人は、生き方は選べないと思い込んでいるってことなのね。

 

トラウマは存在しない

トラウマを克服する

 

最初は本当にトラウマからくる恐怖で行動できないんだろう。

だけどその状況が続くと、人はトラウマを理由にして目の前の問題から逃げる癖がついてしまうんだ。

そして逃げ続ける自分をトラウマを使って正当化しているうちに、

どんどんトラウマの存在が大きく強くなっていって、最後には‥‥

トラウマに忠誠を誓ってしまう。

つまり『過去』から『今』に続く線の延長線上を生きてしまう。

何で最後のカッコ良いところを取るんだよ。
だいたい読めたからね。

トラウマを作り出すというのはそういうことなのね。

最初は本当のトラウマだけど、それをいいわけに使い出したら‥‥

そのトラウマは、問題から逃げる自分を正当化するために、

いいわけとして作り替えられたトラウマということになるのね。

生きていれば誰だって、立ち向かうべき問題ってのは出てくる。

トラウマがそれを邪魔しているなら取り除いた方が良いよね。

その為に、考え方を『原因論』から『目的論』に切り替えるのね。
その通り。

目的論で考えるなら、トラウマは目的を達成するために作り上げた、ただの手段だ。

そんなものは存在しない。

「トラウマは存在しない」ってのはつまりそういうことね。
目的論なら、過去の出来事への解釈はいくらでも変えられるからね。

トラウマを亡き者にできる。

まぁ、軽々しく他人のトラウマに口を出すのは失礼だけどね。
そうだね。

アドラーは人に「変われ」って強要しているのではないからね。

変わりたいなら目的論で生きよう
と前向きな提案をしているんだ。

変わりたくないなら別にそれでいいのよね。

生き方は人それぞれなんだから。

変わりたいのなら、まずは考え方を変えないといけないという事ね。

すべては今の自分次第なんだ。

すこしだけ例を挙げておくよ。

 

YOUTUBE【ゆっくり解説】

 

 

原因論→目的論
4つの例

過去から目を離すイメージ

 

 

1、仕事を頑張れない

 

良い上司に恵まれなかったから(原因)
仕事がうまくいかない(結果)

目の前の仕事ができなくても仕方ないんだ

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

目の前の仕事から逃げるために(目的)
過去の上司のせいにしている(言い訳)

過去の上司と今の自分は関係ない
今、目の前にある仕事を頑張ろう

 

2、友達が作れない

 

小学生の時に
友達に裏切られたショックで(原因)
中学生になっても友達ができない(結果)

関係を深められないのは仕方ないんだ

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

友人関係で傷つくことから逃げるために
(目的)
過去の友人のせいにしている(言い訳)

過去の友人と今の自分とは関係ない
裏切られることを恐れず、目の前の友達に
積極的に関わっていこう

 

3、勉強したって無駄だ

 

親の学歴が低いから(原因)
エリートコースを歩めない‥‥(結果)

親からの教育が悪かったから
勉強できなくても、仕方ないんだ

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

勉強から逃げるために(目的)
親の学歴が低いせいにしている(言い訳)

親の学歴は今の自分とは関係ない
結果がどうあれ勉強を頑張ろう

 

4、したくて浮気したんじゃない

 

誘われたから(原因)
浮気してしまった‥‥(結果)

自分から誘ってないし、仕方なかったんだ

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

浮気をした責任から逃げたいから(目的)
誘った相手のせいにしている(言い訳)

誘われたとはいえ受け入れたのは自分だ
許してもらえるように行動を改めよう

 

 

切り替えるには勇気が必要

克服

 

アドラーの主張はわかったわ。

自分を変えたいと思ったら原因論ではなくて目的論で考える。

でもこれって、簡単なことじゃないような気がするわ。

そうだね。

今までの生き方を捨てるわけだから簡単じゃないよ。

とても勇気の要る決断だね。

そもそもトラウマに悩んでいる人って、その勇気が出てこないからトラウマに逃げ込むんじゃないかな。

目的論を選べると知っても、それを選ぶ勇気がすぐに湧いてくるとは思えないわ。

さすが、鋭いね。

まずは「目的論」を知る。

これは大切な第一歩だ。

この段階で、目的論で生きることを決断できる人もいる。

でもみんながみんなそうではない。

確かにその通りだよ。

でしょう?トラウマは行動しない言い訳だって考えるのは、とても厳しい生き方だわ。

どんなに勇気を振り絞っても、どうしても出来ない人はいると思う。

僕もそう思うよ。

勇気をくじかれている人は、どうやったら勇気を補充できるのか?

恐怖に負けず、問題に立ち向かう考え方に切り替える勇気は、どうしたら得られるのか?

そう、それを教えてくれないと
ただの説教おじさんよ。
わかった、教えるよ。
でも今日は話が長くなってしまったから次回にしようかな。
答えが無くて逃げるんじゃないでしょうね?
大丈夫、アドラーは明確な答えを用意してくれているよ。

目的論は、生き方のすべてに関わる大事な考え方で、これからの話にも出てくるからよく覚えておいてね。

 

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次回に進みます

人生の問題
アドラー心理学④全体像を把握してから理解していこう!

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